2021/03/30 11:22
UV-C(紫外線C波)は、空気、表面、水などの殺菌に効果があり、感染リスクの軽減に役立つことで知られ、40年以上にわたって様々なアプリケーションで使用されてきました。
現在までにテストされた全ての細菌やウイルス(新型コロナウイルスのほか、何百年にわたって存在しているもの)が、UV-Cによって不活性化されます。2実験では、UV-C光源を6秒間照射したところ、試験皿表面のSARS-CoV-2ウイルスの99%を不活性化しました。
UV-Cが、あなたの生活を守る上で重要な役割を果たすことは明らかです。
紫外線(UV)とは何か?
太陽からの日射は、波長により、赤外線、可視光線および紫外線に分けられます。可視光線よりも波長の短いものを紫外線(UV)と呼び、波長の長い方からUV-A、UVB、UV-Cと大別されています。その光は人の目には見えず、直接浴びると生物に有害であることが知られている一方、生活のさまざまな場面に有効利用されています。

紫外線はヒトの目に見えない光で、大きく3つのカテゴリーに分けられます。
UV-A(320~400nm)日焼けサロン、農作物収穫時のキュアリング(腐敗防止)、誘虫光
UV-B(290~320nm)
乾癬などの皮膚病治療
UV-C(100~290nm)
消毒や殺菌
UV-Cによる殺菌の仕組み

その優れた性質を有効利用するためUV-Cは40年以上にわたり研究され、現在では病院や公共施設で安全かつ効果的に使用されています*2。
増訂者:Adel Haji Malayeri, Madjid Mohseni, Bill Cairns, James R. Bolton 前回増訂者:Gabriel Chevrefils (2006),Eric Caron (2006)
査読:Benoit Barbeau, Harold Wright (1999), Karl G. Linden
※2)EPA Report, Building Retrofits for Increased Protection Against Airborne Chemical and Biological Releases Pg. 56